ある日カメオがテレビを付けると、ボクシングの試合をやっていた。
ヘヴィー級チャンピオンのジョンと、新人の挑戦者、二歩の試合である。
実況解説によると、ジョンはその巨体と筋肉を生かした稀代のパワータイプのボクサーであり、まさに当代無敵の存在。対する二歩は、なんと今回がプロでの初試合で、戦績の記録も一切無い。しかもヘヴィー級とは思えない程ほっそりとした体つき。圧倒的にジョンが有利である。
その解説を聞いて、ボクシングの素人のカメオは、二歩が勝つだろうと思った。何故?
転載元: 「将棋ボクシング」 作者: tomo (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/3534
ある日カメオがテレビを付けると、ちょうどバトルもののアニメを放送していた。そのアニメの中では、ボクシングの試合が行われていた。
やたらハイテンションな実況解説が、対戦するキャラの説明をしていた。
当代無敵の筋肉お化け、チャンピオンのジョン。対するは、今回が初試合だという新人の二歩。なんでも二歩は、今までの経歴が一切謎。ファイトスタイルも不明。しかし二歩がどんなに強かったとしても、圧倒的に体格が違うジョンに勝つのは至難の業だろう。
そんな説明を聞いて、カメオは思った。
ジョン、絶対噛ませ犬じゃん。
やたらデカいし。
主人公の二歩が、細い体に詰まった筋肉とテクニックで瞬殺するっていう、そういう展開でしょ?
解説役『しかしあの二歩って選手、何処かで見たことあるような気がするんだけどな~』
ジョン『HAHAHA! 怪我しないうちに母ちゃんのところに帰った方が良いぜ小僧』
二歩『久々だな・・・この血が滾る感覚』
その後、二歩は1ラウンドでKOされた。
まあ、ね?