天気予報

ある8月の朝。
オフィスで仕事中の気象予報士カメオは、強い日差しの降り注ぐ窓のほうを見て、今日からしばらくこの快晴が続くなと考えた。
そして気象データが映されているパソコンに目を戻し、しばらく考えてから、予報の原稿を「あさってから2日ほどは雲の多い天気」と書くことに決めた。
いったいどういうことだろう。

カメオのオフィスの窓の脇にはカレンダーが掛けられている。
今日は8月1日。
冒頭の感想は、新しくめくられた8月のカレンダーの、まぶしい快晴の風景の写真へのものだったのだ。