昔々あるところに、邪智暴虐なる王女がおりました。
彼女は絢爛豪華な調度品、酒池肉林の食生活を求め、そのために民たちは重く苦しい税を課せられました。
彼女の元には幾度も困窮する民が嘆願に赴き、その度に粛清されていました。
ある時、生活が苦しく今日食べるパンすら無いのだという男に対し、王女は「パンがないならエスカルゴを食べればいいじゃない」と言い放ちました。
そんな王女に男は「なんて立派な王女なんだ!」と感服したのだといいます。
一体何故でしょうか?
No.3 かきくりーむけろっこさんのリサイクルです。
転載元: 「【蝸牛ますか?リサイクル】エスカルゴのオーブン焼き」 作者: そーこん (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/3296
外交会議において、隣国の王子である男は自身の国が貧困問題にさらされており、「我が国では民衆から生活が苦しく今日食べるパンすら無いのだという投書が多く寄せられている」と王女に相談した。
すると王女は、「パンがないならエスカルゴを食べればいいじゃない」と言い、会議の後に行われた宴においてシェフにエスカルゴ料理を作らせた。
隣国の王子は、自国では食べられるという認識がなかったエスカルゴ料理を含めた酒池肉林の宴に加えて絢爛豪華な調度品で埋め尽くされた王城に心を打たれ、「これだけ壮麗な城内に贅沢な食事。このような暮らしが出来るのも国民の力あってのこと、さぞ城下町も賑やかなのであろう!さらに我々にエスカルゴの食用としての利用法も見出していただいた。これで我が国の食事情も少しは改善されるだろう!」と王女に感服したという。