4拍子のリズムに合わせて

男は同じ音が4回聞こえたことで、ある物かある物のどちらかを持っていなかったのだろうと推測した。
ある物とはそれぞれ何だろうか？

A.10円玉と100円玉
男は自動販売機を見ていなかったが、自動販売機の方向から誰かが飲み物でも買ったのであろうお釣りのチャリンと落ちる音が4回全く同じ様に聞こえた。
お釣りの音が4回同じ様に聞こえるということは、同種の硬貨が4回排出されたということであり、お釣りは10円玉4枚,100円玉4枚,100円玉と10円玉4枚ずつのいずれかであると思い、男は自動販売機で買った人物が小銭を一種類5枚以上持たない主義の人であれば、お釣りが10円玉4枚であれば10円玉を、100円玉4枚であれば100円玉を持っていない。そして、お釣りが100円玉と10円玉4枚ずつであれば値段が60円や560円などでなければならないがそんな中途半端な値段のものは普通の自動販売機にはないだろうと思った。
そこで、男は自動販売機で買った人物は10円玉か100円玉のどちらかを持っていないのであろうと推測した。

要知識部分：ほぼすべての自動販売機のお釣りは、同種の硬貨はひとつずつ、別種の硬貨は一気に排出されるようになっています。
例
90円→50+10　10　10　10
840円→500+100+10　100+10　100+10　10
なので、50円玉が切れている時の90円のお釣りの排出はとても時間がかかるのです。