スイヘイ人とシコウ人は昔から超絶仲が悪い。
3年に及ぶ大戦争の果てに、最終的にはスイヘイ人がシコウ人を、究極破壊兵器でチリも残さず滅ぼしたそうな。
さて、シコウ滅亡を目の当たりにしたシンディ人。
自分たちは死ぬのではないかと国中がパニックに陥っている。
別にスイヘイ人はシンディ人を嫌っているいるわけではないし、
しかもシコウ人が滅んでから50年もの月日が経っている。
何故に今更パニックになっているのだろうか?
転載元: 「世界は核の炎に包まれた!」 作者: 生姜蜂蜜漬け (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/2283
長きにわたる戦争の果てに、スイヘイ人は遂に究極破壊兵器をシコウ星にぶっ放した。
シコウ人は星もろとも、宇宙の藻屑と消えたそうな。
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シコウ星から50光年先のとある惑星に、シンディ国という小さな国があった。
シンディ国では占星術で吉凶を判断し、政治の重要な指針としていた。
特に重要なのが、北の空に輝く赤い星で、シンディ国では吉兆として崇められていた。
ある日の夜、人々は、赤い星がひときわ大きく輝いているのを目にする。
今までにない出来事に、国中が固唾を飲んで見守る中、それは起こった。
赤い星が突如、消えてなくなったのである。
吉兆の消滅により、国は瞬く間に狂気に陥った。