皆大好きカメオ君

「お人好し」と皆から呼ばれているカメオは掃除の時間に毎回、人通りの多い廊下の中心部に水の入ったバケツを置いて様子を伺う。

お人好しのカメオはいったい何のためにこのような事をするのだろうか？

カメオが人通りの多い廊下に水の入ったバケツを置いて様子を伺っていた理由は「誰かがバケツを蹴って水をばら蒔いた時に即座に駆けつけてお人好しを演じるため」なのだ。つまり、お人好しというカメオのイメージは自作自演で作りあげられたものだったのだ。