コールド負け

カメオが二股を掛けていたのがバレたのは、仕事を休んだからだという。

どういうことだろう？

カメミ「カメオさん大丈夫？風邪をひいたって聞いたから…」

カメオ「ああ、ありがとう…」

風邪をひいて仕事を休んだカメオの元に、同じ職場で働くカメミが看病をしにやって来た。
カメミはカメオにお粥を作ってあげ、薬を飲ませてあげた。
しかし、カメオの具合が一向によくならないので、カメミは一晩中カメオを看病していた。

朝になり、カメオは目を覚ました。カメミは看病の疲れからか眠ってしまっている。

カメオ「ありがとう、カメミ……」

ピンポーン……しかしその直後、こちらも同じ職場で働くカメコがカメオの家を訪れた。

ぼーっとしていたカメオの寝起きの頭は急激にフル回転を始めた。時刻は早朝。女性と部屋に2人きり……誰が見てもこの状況から導き出される結論は一つだろう。

カメコ「カメオさん大丈夫？風邪をひいたって聞いt」

カメオ「だっ…大丈夫大丈夫！見ての通りすっごく元気！」

まだ具合はよくないが思いっきり元気なふりをした。

カメコ「いや玄関越しじゃ見えないから…上がるわよ？」ｶﾞﾁｬ

カメオ「え？いや！？大丈夫だよ！」

カメミ「おはよう……カメオさんどうしたn」

カメコ「」
カメミ「」
カメオ「」

その後カメオは風邪以上に辛く酷い大怪我を負うことになるのだが、それはまた別のお話。