逆瀬川雲雀は、高校生の娘、玲美が登録しているサイトやSNSの書き込みを時々チェックしている。
それが登録の条件ということになっているからだ。
ある時、逆瀬川は玲美の書き込みを見て、
「そうやって、若い人がきちんと世の中を考えてるってことを発信するのは良いことだと思うよ。」
と褒めた。
しかし、別な日に玲美が同じ内容の書き込みをしているのを見た時は、
「そういう書き込みはあまり良くないから消した方がいいわ。」
と注意した。
逆瀬川の態度はなぜ変わったのだろう?
転載元: 「I'm the small town, one in seven billion」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10178
18歳になった玲美は、国政選挙 があった翌日、「昨日、投票に行ってきました!」と書き込みをした。
逆瀬川は、娘のような若い世代が世の中のことを考え、選挙について発信しているのを褒めた。
その数か月後、住んでいる市(そこまで大きくない)の 市議会選挙 があった。
その翌日も玲美は、「昨日、投票に行ってきました!」と書き込みをしたが、調べたらどこで市議会議員の選挙があったか分かるので、住んでいる市が特定されてしまう。
プライバシーの観点から、そのような書き込みはやめるよう娘に注意したのであった。
*これまでの問題設定を見るに、玲美ちゃんは成年年齢引き下げより前に生まれてそうな感じですが、まあ細かいことは気にしないでくださいw