ラテラテ国で広く愛されているウミガメのスープは、カメオという人物が発祥であるとされている。
過去にカメオは漂流の憂き目に遭い、ひとり大海原にぽつりと浮かんでいるところを救助されたという。
その後、無事にラテラテ国へと帰還したカメオが、遭難中に作ったウミガメのスープを人々に広めたことで、新たな文化として根付いたのだとされている。
そんなカメオには、「共に漂流した仲間の死肉をスープにして食べた」という逸話がある。
カメオと共に漂流していた者の存在は確認されておらず、彼が実際に人肉を食したかどうかは不明である。
にもかかわらず、このような逸話がまことしやかに囁かれているのは一体なぜだろうか?
転載元: 「これは本当にウミガメのスープですか?」 作者: ぺてー (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10036
A. 『ウミガメのスープ』は二人以上で遊ぶゲームであるにもかかわらず、救助されたカメオは一人であったことから、共に漂流していた仲間は先に亡くなっており、代表的な問題に人肉のスープが登場するのは、カメオが実際にそれを食したことを反映しているのではないかと考えられたため。
ラテラテ国で広く愛されている『ウミガメのスープ』は、別名『水平思考クイズ』とも呼ばれ、出題者の考えた謎の物語に対してYESかNOで答えることのできる質問をし、徐々に明かされていく真実から物語の本当の真相を解明するというゲームである。
カメオという人物が船旅の途中で遭難してしまい、何もない船上で有り余る時間を潰すため、『ウミガメのスープ』を考案したとされている。
ラテラテ国では今や日常の一部となった『ウミガメのスープ』であるが、皆が口を揃えて奇妙だという点が存在する。
「なぜ代表的な問題に人肉のスープが登場するのか」
人肉のスープなどという発想がどこから出てきたのか、そしてなぜこの問題が代表作として語り継がれてきたのか、疑問に思った人々はある一つの可能性に辿り着いた。
「カメオは共に漂流した仲間の死肉をスープにして食べたのではないか」
『ウミガメのスープ』は出題者と質問者に分かれて遊ぶゲームであるため、最低でも二人は必要となるが、大海原の真ん中でカメオが救助されたとき、彼は一人で船に乗っていたという。
このことから、船に乗っていた他の仲間たちは先に亡くなり、生き残ったカメオによって食べられてしまったのではないか、という逸話が誕生した。
ラテラテ国へと帰還したカメオが、『ウミガメのスープ』を布教するために出題して回った問題が、例の問題だったのではないかと噂されるようになったのである。
果たしてカメオは人肉を食したのか、その本当の真相が解き明かされることは永遠にない。