都会のとあるビル内に、正面以外が黒い布で覆われたブースが1つ設置されていた。ブースの外側には「100%当たる占い」という文字がでかでかと書かれた怪しげな看板が立ててある。今、そこに1人の会社員風の男が入っていった。ブースの中には黒いローブを目深に被った怪しげな1人の女。
女「いらっしゃい。100%当たる占いの館にようこそ」
男「すみません。占いを御願いしたいんですけど」
女「ふむ。何を占おうかの?」
男「最近仕事が上手く行かなくて困っているんです。何をやっても失敗、上司にも怒鳴られてばかりで。どうすれば良いでしょう?」
女「ほほぅ、なるほど。それでは早速この魔法の水晶玉で占ってみようかの。水晶よ、この者の未来を映し給え……」
男「……ゴクッ」
女「ふむ。会議室でプレゼンをしているお主の姿が見える。少々緊張しておるようじゃな。お主なりに準備して臨んだようじゃが、お偉方からの厳しい質問にアタフタしておるのが見えるわ。予算、企画内容、スケジュールと、多方面から集中砲火。大ピンチじゃのう。ん?こ、これは!………………むぅ。水晶占いはやめて、手相占いにしようか」
水晶玉を覗き込み驚いた表情をした後、唐突に占い方法の変更を提案した女。彼女は何故こんな提案をしたのだろうか?
2024年11月20日(水)22:00に出題期間終了の予定です。
転載元: 「水晶占いvs手相占い」 作者: TATATO (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10000