【映像先行NO.1】作者先行

とある恋愛小説の主人公ウミオは、ラテコに対してずっと激しい敵意を抱いていたが、ある時、小説の作者のカメオにそのページにだけ恋のハートマークの魔法でもかけられたかのように、わずか１ページのあいだに態度を反転させて急激にウミコに猛アタックし始め、読者を少々困惑させた。

一体何が起こったのか？

簡易解説：それまでネット上でしか会ったことはなく、初めて直に会った際に一目惚れした


詳細解説↓

恋愛小説「運命先行」の主人公ウミオとヒロインのラテコは、当初はオンライン格闘ゲームでのライバル同士で、ネット上でのみやり取りしていた。

格ゲーマイスターのラテコによってウミオは毎回のようにボコされピキッていたが、第１章「青春の１ページ」の終盤のある日、二人オフ会を行うことに。

どちらも性別すら全く明かしてなかったので、場合によっちゃ川の土手で果たし合いしてやんぜとばかりに荒い足取りでオフ会場に向かったウミオだったが、ラテコが予想外にも無駄に超絶美女だったので一目惚れし、格ゲー強者への尊敬もあって一気に思いを寄せ始めたのでした（小説で挿絵もなく、ラテコの容姿の説明文も不十分だったため、読者は少々置いてけぼりだったが）。