メモ:作問部屋チャット かつてヒビ入った骨
※チャットルームの作り方 PC向け案内(2020.8.11 記)
①cindyホームページ上部の「交流」タブ→チャットルーム→左側の「作成」をクリック→チャンネル名と案内を入力して「確認」をクリック。これで作成された(はず)
②[ユーザーに表示されるチャット名]( chat://
↓cindywiki Q:チャットへのリンクを貼ることはできますか? を参照してください。
https://wiki3.jp/cindy-lat/page/18#channel
お気に入り登録をするには、左上の☆をクリックして黄色にする。
感覚的につけている。フィーリング。付け直すこともある。
★ :良かった 今後に期待 応援したい
★★ :まあ優れている 今後に期待大
★★★ :優れている 自信をもってお勧めしたい
★★★★ :非常に優れている
★★★★★:レジェンド 現人神
[他に考えられる例]
納得感 トリック チャーム 伏線・洗練さ バランス
★ ★ ★ ★ ★
で指標を作成するのもいいと思います。
スターは各々が自由につけたらいいと思いますよ〜
誰でも手軽にウミガメのスープを作成する公式を模索しています。
⒈作問の類型
①問題先行型: 問題文→解説
②解説先行型: 解説→問題文
③問題解説並行型: ①、②を同時並行
④トリック先行型: トリックやギミックを先に決めて、それらを成立させるスープを考える。例:「言葉遊び」「アナグラム」をやりたい→どんなスープなら成立するだろうか。
2.ウミガメのスープで一番大事なのは
チャームである。次点で納得感。
そもそも、ウミガメのスープとは何か。
私は、広義には「Yes/Noで答えられる質問によって、真相にたどり着くクイズ」だと考える。(この定義に則ると、20の扉は、ウミガメのスープである、カメオくん、新形式は、ウミガメのスープではないこともある。また、「当てること」(もの、状況、理由)や「問いかけの仕方」(なぜ 状況を説明してください)なども考察の余地があるので、誰か考えてください)
だから、悪問で名高い「男は死んだ。一体なぜ?」も、ウミガメのスープであること自体は否定されていない。この問いが解く方にとって魅力的だったら、チャームがある。よって問題の評価は、解いた方が決める。だからこそ、人によっていい問題は異なる。出題者が苦慮し、楽しんでいるのは、真相までを含んだチャーム作りといえよう。
なお、読後に納得感があったかどうかを、評価点にする人もいる。つまり、チャーム>納得感といえる。
ウミガメのスープをより厳密に定義すると、「水平思考の有無」が含まれると思われる。(CindyTop参照) 「水平思考とは何か?」「必須なのか?」
(「ウミガメのスープ」と、「Yes/Noで答えられる質問によって、真相にたどり着くクイズ」)とは、厳密に区分されるべきか)などの問いは、誰か考えてください。
3.作問の意識
問題は、解かれるために作る。つまり、解いてもらうポイントを明確にしておく。
決定的なピースを一つ決めて、欲しい質問も明確にする
作りやすい→解きやすい→納得感あり→みんなハッピー
どんな問題文に魅力を感じるかは、人それぞれであり、全てを類型化できるものではない。とはいえ、本稿では、類型化できそうなチャームの作り方について考察する。
チャームのある問題文は、大きく分けて二種類ある。
どちらも、最後の問いかけ(なぜ?)が非常に重要である。
【1】予測裏切り型
解く方に予測をさせ、裏切る流れを作ることによって、チャームを生み出す。
「えっ?(考えていたことと違う…)なんで?」(問題先行型を参照)
(小技)一言付け加えて、予想される質問を先に潰すことで、チャームを生み出すテクニック
(〜〜なのに(でもないのに)、一体なぜ?)
【例】
ラーメンを食べに行った加藤は、一口も食べずに店を出て行った。
お腹は空いていたのに、一体なぜ?
【2】予測不可能型
解く方に全く予測をさせないことで、チャームを生み出す。
「…えっ? なんで?」(本家ウミガメのスープを参照)
https://www.cindythink.com/puzzle/1
なぜ男は自殺をしたのか、全く予想がつかない。
いずれにせよ、
「なんで?」パワーが高い→魅力が高い
「なんで?」パワーが低い→魅力が低い
と言える。「解きたい!」と思わせれば、いい問題である。
【なんでパワーを高めるには】
わからない。ただし、なんでパワーが低いのはどういう問題か、なら答えられる。
【1】【2】に共通するもの
△何を聞いているのかが分からない。最後の問いかけが不明瞭ならば、なんでパワーが低い。言い換えて意味が明瞭ならば、OK
男は死んだ。一体なぜ?→なぜ男は死んだのだろうか。
【1】予測裏切り型
△簡単に真相が予想できる。かつ、解く方の考える真相の方が納得感が高かった場合、真相があまりに不自然な可能性がある。それもまた、いい問題とはいえない。質疑が長引いて熱が冷めることも。
【2】予測不可能型
△問いに脈絡がなさすぎる。
これが、本家ウミガメのスープの評価が割れる理由の一つではないか。
「男は自殺した。一体なぜ?」という問いに乗っかれる人と、乗っかれない人がいる。後者にとっては、なんでパワーの低い問題と言える。
①解く方に予測させる流れ、②それを裏切る問題文、といったロジックで作成する。
【1】
①A+B=C, (予測させる流れ)
②but A+B= D (こちらを出題)
[例1]
雨に気づいた男は、手に持った傘を鞄にしまった。なぜ?
[作問過程]
雨が降る(A)+手に持った傘(B)→傘をさすはず (A+B=C, )
しかし(but)、傘をしまってしまった。( D )
【要点】
C は、当然予測されることを記述。(解く方は、A+B から、当然Cが来ると予想する)ここで、予想を裏切るDを出すことで、C→Dのギャップ=チャーム(魅力)が生まれる。
[例2]
とある町で銀行強盗が発生した。
その現場を目撃した警官は、犯人たちの逃走を助けた。一体どうして?
[作問過程]
警官が(A)、銀行強盗を目撃する。(B)
→ きっと捕まえるだろう。(=C)
しかし(but)、逃走を助けた。(=D)
【要点】
きっと捕まえるだろう。(=C )→逃走を助けた。(= D )
C→Dのギャップがチャーム。
[ABC-B=AC型]
A→B→Cという解説から、Bを抜いてA→Cという問題文を作る。参加者にはBを当ててもらう。風が吹けば桶屋が儲かる的なもの。
[A] 男は財布を無くした。
[B] 交番に財布が届いており、お金もカードも一切盗まれていなかった。
[C] 男は治安のいい街だと感じた。
[A]→[B]→[C]−[B]=[AC] <チャーム要素>
問題[AC]:財布を無くした男は、治安の良さを感じたという。一体なぜ?
問題+α:治安の良さを感じた→この街に住みたい!→そうだ、引越ししよう!
問題[AC]’ 財布を無くしたことがきっかけで、男は引越しすることを決意した。一体なぜ?
解説+β:男が元々住んでいた場所は、治安が悪いところだった。
[解説ABC+β]
スリやひったくりが多い地域に住んでいた男。たまたま出張でシンディ市にきたとき、うっかり財布を落としてしまった。半ば諦めつつも交番に向かった男は、一銭も盗まれていない自分の財布を発見した。治安の良さに感激した男は、一刻も早くシンディ市に引っ越すことを決意した。
[完成版]
[Q]財布を無くしたことがきっかけで、男は引越しすることを決意した。一体なぜ?
[A]スリやひったくりが多い地域に住んでいた男。たまたま出張でシンディ市にきたとき、うっかり財布を落としてしまった。半ば諦めつつも交番に向かった男は、一銭も盗まれていない自分の財布を発見した。治安の良さに感激した男は、一刻も早くシンディ市に引っ越すことを決意した。
◯「中心的な解説」を設定し、それを導く「クリティカルヒットする質問」から考える。
※トリック論と重複する可能性あり。
ぴっちり閉じたカラクリ箱(問題)を、一瞬でバラバラにする鍵を創造するイメージ。「解くべきポイント」が明確になるため、良問になる可能性が高い?
【例】
「中心的な解説」:つけた香水が臭かったから。
→「クリティカルヒットする質問」:臭いがいつもと違いましたか? Yes!!
・臭いに敏感なのは?→犬。
・香水を変える理由は?→気分を変えたかったから。
・香水をつけるのは?→ 基本的に女性では→男用の香水も存在する…ミスリードになるのでは?
《以上より、問題を作成》
【問題】
ある男が、女とデートをすることになった。
しかしデートの当日、男はペットのポチ太に散々吠えられることになってしまった。普段はおとなしいのに、一体なぜ?
【解説】
初めてのデートに気合をいれようとした男は、貰い物の香水をつけることにした。ポチ太はその臭いが不快だったので、男は吠えられることになってしまった。
最後に、言い回しなどを微調整する。
※本問の謎は、「どうして犬に吠えられることになったのか」である。このように、通常の順序から再検討することで、「ウミガメ検算」のような作業ができる。
アイテムや場面を、全く別の2通りの角度から切り取る。
【1】アイテム 2つの使い方のギャップ
「ぼろぼろの柔道着」
①激しい練習でぼろぼろになった。
②家に侵入するため、尖った柵に引っ掛けてぼろぼろにした。
[作問例]
昨日、山田は柔道の練習を休んだ。
にも関わらず、新品だった彼の柔道着はぼろぼろだった。 なぜだろう。
【2】ある場面の2つの切り取り方
例:ある男が、梨の木の下にて、頭上で手を動かしている。
①ある男が、梨の木の下で、帽子の位置を直している。
②その男は、梨の木から、こっそり梨を盗み取ろうとしているように見える。
(故事:梨下に冠を正さず より)
<「2つ」の切り取り例>
・見た目←→事実
・ある事実に対する2通りの解釈…すれ違い,勘違い
真逆の基礎質問から考える。
男→女 現実→非現実 都会→田舎 現代日本→古代
平地→海の中 室内→室外
同音異義語のダジャレから作問。私がよくやるやつ。
「お前がやるんかい」パターン。意外な第三者が活躍するという核心。