普段は笑顔でカメオに挨拶するウミコが、今日は挨拶せずカメオを無視するのを見て、カメオはとても嬉しくなった。一体なぜ?
*Q3 光四さんのリサイクルです。
転載元: 「【ケますか?リサイクル】when I'm with you, I fall apart」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9979
*ウミコに現実社会の友達ができたと知って嬉しかったから。
「カメオくん!おはよう!!」
「…おはよう、ウミコちゃん。」
いつも通学路でみんなを見守っている僕に挨拶してくれる、ウミコちゃん。
ウミコちゃんは一人で登校している。
転校してからまだお友達ができないらしい。
「早くお友達作りなよ」
「う〜ん、だってぇ…」
そんなある朝、ウミコちゃんは他のお友達3人と賑やかに投稿してきた。
新しい学校になじめたのだろうか。
僕のことは一瞥もしなかった。
僕が立っていることに気付いていたのかはわからない。
気付いていたとしても、声はかけられなかっただろう。
だって、「見える」子だって分かったら、せっかくできた友達に避けられちゃうかもしれない。
でも、新しい友達ができて良かった。
安心したよ。
その日の帰りも、同じ友達と楽しそうに通り過ぎて行った。
そして、ちょっと行ってから僕の方を振り向いて、軽くニコッと笑った。
「…ウミコちゃんだっけ?良い子じゃん。」
「あ、まみたんさん…」
「世の中には、見える子と付き合ってるイケメンもいるらしいからねw」
「いや、そんなんじゃ…」