幼い子供を攫い、一億円の身代金を要求している最中である誘拐犯のカメオとウミオ。
カメオは誘拐した子供を見張りつつ、その父親であるラテオに電話をかけ、身代金をコインロッカーに入れるように指示した。
そして、ラテオからロッカーの場所と暗証番号を聞き出すと、カメオに連絡して身代金を取りに行かせた。
無事に受け渡しが完了し、カメオから子供は返してやろうと言われたため、ウミオは警察に通報したら必ず復讐すると釘を刺してから、誘拐した子供をラテオの元へと解放したのであった。
それから少しして、ウミオは誘拐事件が発生したと警察に通報した。
一体なぜだろうか?
転載元: 「改心RTA」 作者: ぺてー (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9871
A. 自分がカメオに身代金を払ったかのように証言することで、一億円を手に入れるため。
ウミオ「今日の夕方までに一億円を持ってこい。金を払わなければ子供を殺す!警察を呼んでもだ!」
カメオ「待ってください、一億円なんて用意できません!」
ウミオ「家でも何でも売ればいいだろうが!娘の命が惜しくないのか?」
悪党のウミオは幼い子供を誘拐し、その父親であるカメオに対して一億円もの身代金を要求していた。
ところが、実はこのカメオもまた悪党であり、ウミオによる誘拐を利用して一億円を手に入れる計画を練り上げた。
カメオ「わかりました、でももう少し時間をください。いろいろ売ったりするには時間がかかるんです、お願いします!」
ウミオ「…明日の正午までだ。また電話するから、さっさと一億円を集めておけ。」
カメオはウミオと交渉し、身代金受け渡しまでの時間を確保した。
そして、金をかけて育てられているであろう子供を狙って誘拐すると、その父親であるラテオに対して一億円の身代金を要求した。
カメオ「明日の午前10時までに一億円を用意しろ。金を払わなければ子供を殺す!警察を呼んでもだ!」
ラテオ「わ、わかりました!ラテコは無事なんですね?!」
カメオ「ああ、明日ちゃんと金が払われたらな。」
ウミオ「一億円は用意できたか?」
カメオ「はい、なんとか用意できそうです。」
ウミオ「時間になったら俺が指定する服装で海亀駅に来い。俺が受け取りに向かう。」
カメオ「コインロッカーを使って受け渡しをするのはどうですか?コインロッカーに身代金を入れて、電話でその場所と暗証番号を教えます。」
ウミオ「なぜだ?」
カメオ「正直、誘拐犯と会うのは怖いんです。あなたとしても、顔を見られないのは好都合でしょう?」
ウミオ「…わかった、それでいい。金を入れたら連絡しろ。」
カメオは顔を見られることなく身代金の受け渡しができるようにするため、コインロッカーを利用した方法を考え出した。
そして、ラテオに身代金をコインロッカーに入れさせ、その場所と暗証番号を聞き出すと、ウミオに連絡してその身代金を取りに行かせた。
ウミオ「一億円は受け取った。子供は返してやろう。らてらて公園まで迎えに行ってやるといい。」
カメオ「…わかりました。」
カメオ「一億円は受け取った。子供は返してやろう。水平公園まで迎えに行ってやるといい。」
ラテオ「は、はい!」
カメオ「もちろんだが、警察には通報してくれるなよ?もし俺が捕まったら、何年かけてでも必ず復讐しに行くからな。」
ラテオ「わかりました…」
こうして無事に身代金の受け渡しが完了し、ウミオから娘が解放されたことを聞かされたカメオは、警察に通報されないようにラテオを脅迫すると、らてらて公園へと向かう道すがらラテコを解放したのであった。
この後、カメオは誘拐事件が起きたと警察に通報し、ウミオに一億円を払ったと証言した。
ラテオが身代金を払ったことなど知る由もないウミオは、警察に逮捕され取り調べを受けると、カメオの子供を誘拐し身代金として一億円を払わせたと自白した。
こうして二人の証言が一致したことで、警察はカメオに一億円を返却し
ませんでした。
警察「おい、別の通報があったぞ!お前も誘拐犯だったのか!」
カメオ(ちくしょう!脅し足りなかったか!)