髪型に悩んでいたカメコのために髪を切ってくれた恋人のカメオ。
カメオのヘアカットの腕前は絶望的であり、左右非対称で長さは不揃いと、お洒落だったヘアスタイルは見る影もなくなってしまった。
そのあまりにひどい出来映えを見たカメコは、このままでは誰とも会えないと思い、髪型を大きく変える決意をした。
そこで、カメコはそのヘアカットをカメオに頼むことにした。
一体なぜだろうか?
転載元: 「一回練習したから」 作者: ぺてー (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9656
A. カメオになら坊主姿を見られてもいいと思ったため。
若くしてガンになってしまったカメコは、抗がん剤治療を行っている最中であった。
治療を始めたばかりの頃は、みんながお見舞いに来てくれると嬉しかったが、脱毛が起こり始めると髪型を気にして塞ぎ込むようになってしまった。
今日はすこぶる気持ちが落ち込んでおり、お見舞いに行くと連絡してくれた恋人のカメオを、今の姿を見られたくないときつく突っぱねてしまった。
少し平常心を取り戻したカメコがカメオへの返事を後悔していると、坊主姿のカメオが訪ねてきた。
お洒落だったヘアスタイルは見る影もなく、左右非対称で長さは不揃い、何ならのりのようなものが髪に付着しており、おそらく普段使いのはさみで急いで切ってきたのだと思われた。
そのあまりにひどい出来映えを見たカメコは、自分のために少しでも同じ境遇に立とうとしてくれるカメオの心意気に深く感謝した。
カメオに背を押されたカメコは、このまま塞ぎ込んでいては誰とも会えないと思い直し、闘病生活が楽になるように坊主にすることを決意したのであった。
カメコ「さっきはごめんね。」
カメオ「いいよ別に。」
カメコ「…あとで私のもやってくれる?」
カメオ「美容師カメオがかっこよく切ってやるぜ!」
カメコ「普段使ってるはさみじゃなくて、バリカンでね。」
カメオ「バレてたか(´・_・`)」
カメコ「カメオのは後で私がやってあげる!」
カメオ「やったぜ(゚∀゚)」