人間が全く来ない土地に1本の桜の木が生えている。絵や写真ではなく、実体のある正真正銘本物の桜の木である。ある日、その桜は満開だった。次の日、その桜の花は全て散っていた。さらにその次の日、その桜は再び満開だった。何故このようなことが起きたのだろうか?
No.1おっさんの問題文のリサイクルです。
転載元: 「秘密の花園【桜ますか?イマサラリサイクル】」 作者: ぐるぐる (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9576
桜1は満開の翌日に落雷で儚く花を散らした。
桜2は、その翌日、昨年に続き満開を迎えた。
なお、桜2には、この土地に人の往来があった遠い昔、お園という娘の名にちなんで付けられた「その桜」という愛称が存在する。
【解説】
ある日、新泥山の奥地に生える一本の桜の木が満開を迎えたが、その次の日、春雷に撃たれて倒れてしまい、儚く花を散らした。
ところで、この地にはもう一本桜の木がある。
かつて近くに村が存在し、まだ人の往来が見られた遠い昔に、お園(おその)という村娘が恋人の後を追うようにして、枝で首を吊って命を絶ったことから、これを憐れんだ村人により、「その桜」と名付けられた桜である。
風雨を避けるように密やかに立つ「その桜」は、落雷のあった翌日、昨年に続いて再び満開を迎えたのである。