カメカメ高原周辺に、特定外来生物に指定された「シンドロ草」がびっしりと根を張ってしまった。
ところが、同高原を観光資源とする村の人々は、そんな事態をむしろ歓迎した。
一体何故だろうか?
No.5 ぐるぐるの問題文のセルフリサイクルです。
転載元: 「【ねばりますか?リサイクル】清濁併呑」 作者: ぐるぐる (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9560
美しい花を咲かせる植物がカメカメ高原に根を張った当時は、その有害性は国内ではほとんど認識されていなかった。近くの村人は、これをシンドロ草と名付け、その群生地を新たな景勝として歓迎した。
しかし、程なくして異変は起こる。
シンドロ草の周囲には、その花や葉を食したと思われる鳥等の小動物の死体が見られるようになり、また、周囲の植物が徐々に枯れ始めたのだ。
村人の通報により国が調査したところ、シンドロ草は一度生えると生態系に甚大な影響を及ぼす、遥か遠方にある南国由来「セアカゴケタランチュラス」という毒性植物であることが判明した。
このような経緯で、シンドロ草は特定外来生物に指定されることになり、役場や村人はその駆除や景観の復旧作業に追われることになったのである。