男はその女の香りが好きだった。
おしゃれな女は、いつも同じ香水をつけているわけではなく、日によって香りを変えていたが、男にとってその全てが「その女の香り」だった。
男は時々こっそり女の香水をつけることすらあった。
自分でそれをつけたところで、それは、その女の香りではなく、その女の香水の香りにすぎないのだが、それでも男はその香りに包まれるだけで満足だった。
人には知られたくない、自分だけの歓び。
その日も男は暗闇の中でたった一人、女の香水の香りのする自分のシャツに顔を埋めた。至福の時間が流れる。
だが、皮肉にも、その女の残り香のせいで、男の平穏な時は終わりを迎えることになったという。
なぜだろうか?
転載元: 「【二物衝撃No.4】I hope she smells my perfume」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9467
*隠れんぼでせっかくうまく隠れてたのに鬼に見つかっちゃったから。
「カイくん、みーつけたっ!!!」
公園のきのこ型の遊具の中に隠れんぼの鬼、レンカちゃんの声が響き渡る。
「えーっ どうしてわかったの?」
「だって、カイくんのお洋服、いつもすごく良いにおいするもんっ!!カイくんのにおいするなーって思って追っかけて、さがしにきたんだ。」
「あ…そうさく犬みたい」
「ひどーい!犬じゃないもん。私、ママがせんたくで使ってるじゅうなんざい、あんまり好きじゃないんだよねー。カイくんのママはおしゃれだもんね。いーなー。うらやましー!」
(ぴたっ)(くんくん)
(えっ💦)