今日はバレンタインデー当日
一生懸命チョコを作ったちよ子ちゃんは大好きな先輩にチョコを・・・!
・・・ではなく、水入りのペットボトルを渡した。 一体なぜ?
主催者様枠1のリサイクルです。
転載元: 「【水ますか?リサイクル】mi corazón es tuyo, solamente tuyo」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9431
*尊敬するショコラティエの先輩の元で修行中のちよ子。彼女は一生懸命チョコレートを作りながら、先輩のために必要なものを渡す。
「テンパリングの温度が高いな。冷蔵庫から水出してくれるか?」
「はい!」
そう言って、ちよ子は先輩にペットボトルを渡す。
真剣な顔で温度計を見る先輩の顔に見惚れる余裕もなく、ちよ子は自分の作業に戻る。
バレンタイン当日のショコラティエの現場は、修羅場だ。
ここシェ・カメオはSNSでも人気のチョコレートショップ。
ベルギーで修行したショコラティエは、ちよ子の製菓学校の先輩だ。
尊敬する先輩の元で働けて、ちよ子は幸せだ。たとえ、先輩がちよ子を助手としてしか見ていなかったとしても。
〜閉店後〜
「ふぅ。やっと終わったな…これ。もらってくれないか。」
「え、新作…?もう、来年のための試作品ですが?」
「いや、君のために作った…君だけのために。」
「先輩…」