味方も大事

四天王Ａ「魔王様！人間軍の殲滅は我々にお任せください！」
四天王Ｂ「ククク、血が騒ぐぜ！」
四天王Ｃ「ふっ、私の計算によると我が軍の勝率は９９％、負けるわけがない」
四天王Ｄ「グルルル……」

魔王軍の四天王が横並びで勢ぞろいする迫力のシーンである。
しかし、どういうわけかそのシーンで四天王たちは

「ＡＢＣＤ」という様に並ばず、「ＡＢ　ＣＤ」

と、２：２に分かれて、間を開けて並んでいる。
二人組で行動する予定でもなく、特にそれぞれが仲がいいわけでも悪いわけでもないにも関わらず、一体どういう理由でそんな妙な並び方をしているのだろう？

マンガの見開きページで登場したため、キッチリ間を詰めて描いてしまうと中心部分のＢとＣが読者視点で見えづらくなるからという作者の配慮。
“見方”も考えて漫画を描くことが大事なのだ。