ここは田んぼや畑が広がり、美しい山並みがそびえ、清らかな川が流れる土地である。
ある日私は川べりに見知らぬ少女を見かけた。少女は幼さを残した面立ちで、中学生くらいだろうか。
少女は私に気づいていない様子で、遠くにそびえる山を眺めている。
しばらくすると小さな声で歌を口ずさみ始めた。
私はそれを聞いて、ああ、少女に見えたが、この女性はもう成人しているのだと思った。
いったいどうしてだろう。
転載元: 「『Cらて』 ふるさとの山に向ひて言ふことなし」 作者: GoTo_Label (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9392
私もむかし歌い、忘れかけていた歌。
美しい山並み、清らかな川を歌った歌。
日本にあまたある他の地方と同じように、この地もだんだんと人が少なくなってきている。
美しい山や川は昔と少しも変わらないけれど。
【解答】
少女が口ずさんでいたのは数年前に廃校になった中学校の校歌だった。廃校の前に在籍していたのであれば、今は成人になっているはずだと思ったから。