お留守番中の子ヤギ達を騙して家に押し入り、6匹の子ヤギを食べてしまったオオカミ。
しかし、一番末っ子の子ヤギを見つけられなかったために、
母ヤギと末っ子ヤギに食べたヤギを救い出され、散々な目にあう。
というのが一般的な『オオカミと七匹の子ヤギ』の流れ。
ところが、今回の新説では違っている。
実はオオカミは末っ子ヤギを見つけてはいたのだが、この子ヤギだけあえて食べずにおいたのだ。
いったいなぜ?
転載元: 「新説『オオカミと七匹の子ヤギ』」 作者: リュウキ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/936
実はヤギはもろもろの理由で絶滅の危機にあった。
特に、末っ子ヤギは最後の雄ヤギだったのだ。
雌ヤギはまだ何十匹か残っているので雄ヤギさえいればいくらでも繁殖できるが、
雄ヤギがいなくなった瞬間それもできなくなる。
オオカミとしても大事な食糧のヤギがいなくなるのは困るので
6匹の雌の子ヤギだけを食べ、雄の末っ子ヤギは食べなかったのだ。