眼科にやってきたカメオ。
医師に促され、機械をのぞきこむ。
青い空、長い1本道、その先にあるのは気球…でなく、猫。なぜ?
*Q8 メラさんのリサイクルです。
転載元: 「【道ますか?リサイクル】there are mountains and deserts and stars」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9253
*気球恐怖の患者に対応するため。
〜入江先生(眼科医)と天神橋先生(精神科医)の会話〜
「いや、どうしたもんやろか、天神橋先生」
「どないしたんです、入江先生」
「あの気球の検査あるやろ。うちの診療所でもやってんけど、あれで泣き出す子がおってん。なんでやろ。先生やったらわかるんちゃうかな思て」
「あーそれな。もしかして気球恐怖ちゃうんか?」
「は?」
「ゆーても、特定的に気球恐怖、ってのはないんやけどな。巨大物恐怖(megalophobia)っつーのはあんねん。太陽の塔とか、関東でゆーたら大船の観音さんとか、シンプルな形した巨大なオブジェみたいのがごっつおっかないねん。気球もめっちゃでっかいやろ?」
「さすが精神科医やな」
「あとな、風船恐怖(globophobia)ってのもあって、そんなんが一緒なると気球が怖くなるんちゃうか?その患者さんちっちゃい子供やろ?」
「せやな」
「あれ、他の写真に差し替えることとかできんの?猫とかお花とかケーキとか青い車とか、なんしか子供の好きそうなもん」
「そか。ほなやってみるわ」
〜後日〜
「先生のゆーとおりやったわ。猫にしたら泣かへんくなってん…ゆーても実際にいたら、あのぐらい巨大な猫の方が怖いと思うんやけどな」
「その辺のことは知らんけどw」
(てか、俺は猫の方が怖いんやけどな…)
*実際に気球恐怖の人はいるようです。巨大物恐怖、風船恐怖はもう少し一般的なフォビアです。