冬の薄暗い森の中、男は逃げている。
額から流れる汗を拭うこともなく、男は肩で息をしながら、強い絶望感に苛まれていた。
(雪が止む気配はない……。
逃げ切ることなど、不可能なのではないか?)
そんなとき!
男の目の前を一頭の馬が横切った!!!
それを見た男は、涙を流して神に感謝し、その馬とはまったく別の方向へ力強く駆け出していった。
何故?
※2023年12月08日にらてらてで出題済みの問題です。
転載元: 「塞翁が馬」 作者: アメミヤ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9251
男はケンタウロス。
雪が降っていて足跡がはっきりとわかるため、どこまで逃げても追手を撒くことはできないのではないか…。と諦めかけていた。
しかし、馬が横切っていったことによって「自分以外の馬の足跡があれば、なんとか追手を撒くことができるかもしれない!」と思い、別方向へと駆け出して行ったのだ。