【祭ますか？リサイクル】my daughter-in-law kills me for the money

世界的人気ミステリ作家、エルキュールは翻訳された日本の推理小説「俳句殺人事件」を読んでいる。

「ユカ、この『俳句殺人事件』だけど」
「ああ、これ。こういうの翻訳するの難しかったと思うんだよね。多分エルキュールはよくわかんないとこあったでしょ？」
「うん、まだ最後まで読んでないんだが、なんで色の入った俳句とともに春に１０代の少年が、夏に３０代の夫婦が、秋に６０代の社長が殺された時点で、７０代の元刑事が怯えるんだ？」
「うーんと、中国の五行思想っていうのがあってさ…季節と色と年齢が結びついてるんだよね…これ、割と昔の小説で、昔の日本人はこういうのより身近だったんじゃないかな？私もなんとなくは知ってるけど…」
「難しくないか？」
「あ、あれだよ。エルキュールもマザーグースとか聖書とかギリシャ神話とかモティーフにして推理小説書くでしょ。そういう感じ」
「なるほど…」