がたいがいい2人の男が、存続をかけた本気の戦いを繰り広げている。
ところで、戦っている男はどちらも金魚すくいに使うポイを手に握っているのだが、その理由はいったいなぜだろう。
*Q13 白石コーソーさんのリサイクルです。
転載元: 「【祭ますか?リサイクル】I’m yellin' timber」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9005
*部の存続をかけて、どちらがたくさん収益をあげられるか、学祭で必死の客引き合戦をしている。
「え、部室棟を出ろって…」
「そんな無茶な…」
「すみません。生徒会で決まったことなので。建物の耐重量の観点から、ラグビー部かアメフト部、総どちらかが部室等を出て行かざるを得ないということが、生徒会で決定いたしました。」
そんな。両部の主将は焦った。
確かに我が校においてはどちらも戦績は振るわず、部員も少ない。
しかし、部室棟を追い出されるというのは、廃部を意味する。
そこで、両部は、「学祭でより収益を上げた方が部室に残れる」という取り決めを行った。
「金魚すくい、いかがっすかああぁぁぁぁ!!!」
「金魚、すくい放題っすよおぉぉぉ!1回100円!」
「うちのポイは丈夫で長持ちぃ!アメフト部金魚すくいにようこそぉぉぉ!」
「隣の金魚よりもうちの金業の方が元気っすぅぅぅ!!!!是非我がラグビー部にいいいい!」
ポイを片手に、声を張り上げて客引きをする両部の部長。
なお、そのあまりの形相に客はかなり引き気味で、売り上げはどちらもあまり振るわなかったらしい。