らてらる村で毎年開催される地域の夏祭り。
そこにはたくさんの屋台が出るのだが、その全てがわたがしの屋台だという。
らてらる村は特にわたがしが有名な訳でもないのだが、いったいなぜ?
*Q1 ベルンさんのリサイクルです。
転載元: 「【祭ますか?リサイクル】carnival came by my town today」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8961
*材料がシンプルであり、割と誰でも食べられるため。
夏祭りは、子供に大人気の行事だ。
しかし、子供たちの間でのアレルギーは深刻になる一方である。
卵が食べられない、乳製品が食べられない、小麦が食べられない、コメが食べられない、豆が食べられない、りんごが食べられない、甲殻類が食べられない。
更に、多様なバックグラウンドの子供たちも増えている。
豚肉が食べられない、牛肉が食べられない、海産物が食べられない、アルコールを使った調味料を使っているとだめだ、肉と乳製品を一緒に調理されては困る、そもそも動物性食品は一切だめだ…。
屋台には、きちんと食品表示を義務付け、違反者には厳しい罰則を課した。
はっきり言って、めんどくさい。
また、食べられない物がたくさんある子供の親からは、「『友達が食べているものを、なんで自分は食べられないのか』と駄々をこねられた」と苦情が寄せられた。
仕方ない。
みんなが食べられるものってなんだろう。
その結果、原料が砂糖だけの「わたがし」ならだいたいみんな食べられるだろう、という結論にたどり着いた。
かくして、夏祭りには、わたがしの屋台ばかりが集まるようになったのである。