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旧【くっつきますか?オマージュ】I need you to stay, need you to stay

[20の扉]

stamp ぴとっ
女:「きゃあ何するのっ!!」【Q13】

女の顔には天狗の仮面が貼り付けられた。外れない。【Q4】

ぴとっ
「今度は何よこれっ!?」【Q13】

女は声を荒げた。

しかし、目が開けられない。
目を開けたら、ひどい目に遭うのも分かっていた。


女は慌てた。
そして、有害な成分が含まれていない常温の水が顔に付くことさえ不安に思った。【Q11】



そもそも今の女は身動きが取れない。
お腹と背中も少しくっついた【Q14】ような気がする。




しかし、カメオはそんなことなど気にも留めなかった。
そして、カメオは強力な接着剤を持ってくると、シールを剥がし【Q8】、女の親指と人差し指にその接着剤をくっつけた。【Q12】






女のことならなんでも知っている、心配するな、とカメオは言った。
女も、カメオが無言電話をかけたり、合鍵を作ったり、自分の写真をSNSに投稿したりしていることは知っていたけど、こんなことまでされるとは思っていなかった。
まあ、さすがに郵便物はチェックしていないようだったが、この事態はそんなレベルの話ではない。【Q10】






さて、バリッとマジックテープを剥がす【Q7】音がした後、女が開口一番言った言葉は?

*「くっつきますか?」Q4(kUmaさん) Q7(tsunasさん) Q8(ノーキンさん) Q10(ベルンさん) Q11(kUmaさん) Q12 (メトロノームさん)Q13(gattabianca) Q14(kUmaさん)のオマージュ問題です。
*用意した言葉と全く同じでなくても、状況が当たっていれば正解とします。


出題者:
出題時間: 2023年7月29日 22:27
解決時間: 2023年7月29日 23:26
© 2023 gattabianca 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「旧【くっつきますか?オマージュ】I need you to stay, need you to stay」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8869
タグ:

stamp 「これが私!?」
*美容師にしてネイリスト、アイリスト、エステティシャンのゴッドハンドカメオの手により、美しく変身した自分の姿を見ての一言。

「愛佳ちゃん!何やこれ!」
「ひどくない?ガムついたw」
「何してるとこんなんなんねんwま、えーわ、せっかくだから、久々ショートもえーんちゃう?
 ついでにカラーも入れへん?
 黒髪も似合ってはるけど、パールグレージュとか、ウィンターの愛佳ちゃんにおすすめやで。
 いつものお洋服の感じにも合うようにしとくし、心配せんといて。」
「ありがとう!お任せしまーす!この後Chatte Blanche行って服とか靴買うんで。」


「…まって せっかくやからいろいろちゃんとしよ。愛佳ちゃん、べっぴんさんなのに、意外とメンテせーへんやろ?知ってんで。」
「だって服とか靴にお金かかるし」
「お嬢が何ゆーてんのwゆーても愛佳ちゃんまだ若いけどな、せっかくの機会なんやから、全身メンテや!」


気付いたら愛佳はベッドに寝かされていた。

「いいか?目瞑っとき。ええっちゅうまで開けたらあかんで」
「え ちょっと 私軽い閉所恐怖症なのに」


ぴとっ
「きゃあ何するのっ!!」

「CICAエキス入りフェイシャルマスク。天然の葉っぱも練り込んだ、天狗の柄やで♪美容ライターlucioleちゃんがネットでベタ褒めしてたやつやけど、知らんの?お土産として外国人観光客にも人気やて」
「天狗だかなんだか知らないけど、この状態じゃ見えないし…。」


ぴとっ
「今度は何よこれ!?」
愛佳の目の上には冷たい何かがくっついた。

「ええから。これからまつげ植えんで。まー愛佳ちゃん、元々まつげ長いし、上向きだからJカール100ぐらいでええか」

「まつエク?私初めてなんだけど。ちょっと怖い。顔とか水で洗っていいの?」
「あー、うちのグルーいいやつだから安心し。水つけんのは2時間はやめとき。夜になったらええで」




「ボディマッサージもしとくで。ちょっとスリムになるやつ」



「あと、まつげできるまで、爪やっといたるわ。デザインお任せでええ?時間がないからシールで簡単なやつやけどな。」

そう言って、カメオは、シールを剥がしてネイルチップに貼り、それを接着剤で愛佳の指の爪にくっつけた。





「まあ、カメオさんのセンスは信用してるけど。友人だし。」
「ありがとな♪こっちも愛佳ちゃんのことならなんでも知ってんで。だから心配せんとき。」
「ってかしょっちゅう無言で着信残してるよね?LINE送るか、留守電入れるかしてよw」
「LINEめんどいしw留守電も苦手や。」
「まあ、だけど、時々留守番とかしてくれててほんと助かる。女一人だと何かと物騒で。」
「せやねん。うち女に関心あらへんし、合鍵渡す相手としては適役やろw」
「今度郵便物の整理もしといてよ」
「さすがにそれはせーへんww」





「さ、まつげのグルー乾いたで。そーっと目開けてな?べっぴんさん100倍ましや♡」

バリッと言ってアコーディオンカーテンが開くと、目の前には大きなミラー。
そこに映っているのは、パールグレージュのショートヘア、長いまつげにキラキラのネイル、艶々のお肌の自分。




「え、これが私…?」

「せやで。あ、全部まとめて1万円でえーわ。サービスしといたる。これでそんなしょーもない男、見返したり」
「いや、今日はガムが髪に付いたから来ただけで…」





「あ、これからChatte Blancheのカメコさんに会うんやろ?
 これ、4個入りお団子【Q5】と、うちが焼いたクッキー【Q9】。ちょっとくっついちゃったのもあるけど、二人で食べてや!」

「カメオさんお菓子も焼けるの?すごいなあ」

「カメコさんによろしくゆーとってや!」
「はーい」

と、愛佳が元気よく店を出た途端、スティレットヒールがグレーチングに挟まって、地面に貼り付いたように前に進めなくなった。【Q6】


「あの子ほんとしゃあないなあ…」
 

と、店の奥から助けに出てくる、面倒見のいいカメオであった。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy