【くっつきますか？リサイクル】baby, I'm preying on you tonight

カメコちゃん。
最初に会った時には、君が目が見えないなんてわからなかったんだ。
だから別に、それを利用して、どうこうしようというつもりはないんだよ。
ただ、君のことを知りたいだけなんだ。

君の家には、やはり同じように目が見えない、盲導犬を連れた君のお兄さんが時々遊びに来るぐらいだね。
君はまだ盲導犬は連れていないようなので、後をつけるのも簡単だった。
音に頼っている君に無言電話をかけたり、その暮らしを盗聴するのはなかなかエキサイティングだよ。
いつも部屋を薄暗くしてるから、カメラの方はあまり役に立ってないけどね。
いろんな女性をストーキングしてきた僕だけど、こんな経験は初めてだ。
郵便物は、ほとんど来ないし、たまに来ているものも点字だから、残念ながら僕には読めないけどね。

＊お兄さんの件は、こちらの解説にちょっぴりくっつきます。

さて、今日もこっそり盗聴器を交換してこようか…

「カチャッ」

え、なんだ？まさか？

「誰？？」

…おい、待て、カメコちゃん、今日は帰りが遅い予定じゃないか。

仕方ない。強盗のふりをするか。

ストーカーだと気付かれたら今後ストーキングを警戒されちまう。
強盗だと思われた方が、まだマシだ。

「金はどこにあるんだ。命が惜しけりゃ金を出せ。…なんだ、お前目が見えないのか。こいつは好都合だ。」

（よし、カメコちゃんがうろたえてる間にこっそり逃げよう）

「Cindy、部屋の明かりを全部消して」

「あ、お前何を…」

＊こちらの解説にくっつきます。（名前が違うのはご容赦）