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【出会いますか?リサイクル】マグカップ

[ウミガメのスープ]

このマグカップは私のお気に入りである。
使いやすいことは勿論、デザインもなかなかいい。

私は数年間使い続けたこのマグカップを押し入れの奥に入れた。
なぜか。

No.14 たろうさんの問題文のリサイクルです


出題者:
出題時間: 2023年4月16日 18:29
解決時間: 2023年4月16日 23:22
© 2023 たろう 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「【出会いますか?リサイクル】マグカップ」 作者: たろう (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8565
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私は職場で出会ったばかりの同僚と仲良くなり、さっそく彼女を家に招いた。部屋で談笑するうちに、彼女が自分と同じ高校出身の同期であることに気付いた。
これは最悪の状況である。私は高校生の時分に黒歴史を量産していたので、悪い意味で有名人であったからだ。彼女も私のことは知っていたはずである。
せっかく地元から離れた大学に進学し、都会の企業に就職して新しいスタートを切ったのに、過去の過ちを蒸し返されるのは耐えられない。
しかし、彼女は今の所、私があの高校出身のイタイ女であることは気いていないようだ。高校を卒業してからは家庭の事情で苗字が変わり、自分の見た目にも気を使うようになったからであろう。
彼女がトイレに行った隙に、私は自分の正体をバラすような証拠品が無いかを確認した。あった。高校の卒業記念として全卒業生に渡されたマグカップである。
高校生活に関する記憶はどれもいいものではなかったので、そのマグカップに思い出の品としての価値はなかった。しかし、デザイン性と利便性に優れていたので、結果的に私のお気に入りになっていたのだ。
私は念の為、それを押し入れの奥に隠した。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy