「お客様の中にテロリストはいらっしゃいませんか?」
あまりにも馬鹿な質問により起こされ頭がクラクラしながらも女の顔を見る
かなりの美女だ、その美しさで仕事でも得をしてきたタイプなんだろう。
住み慣れた日本からドイツへ行く途中で妙な出来ことに巻き込まれたもんだ。
空港までは予想以上にすんなりこれたのに。
だいたいこんな質問をされていますなんて言うやつがいるんだろうかと考えながら
顔は無表情につとめ女の呼びかけを無視しつつ周りを見渡し妙なことに気づく。
俺は時間をかけ状況に納得し女性に頼みごとをすることになった。
実はテロリストが居るか居ないかは対して重要ではなかったのだが
彼女はいったい何のために冒頭の質問をしたのだろう?
転載元: 「お客様の中にテロリストはいらっしゃいませんか?」 作者: ピッグボス (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8498
「~なたのお客様の中にテロリストはいらっしゃいませんか?」
周りの状況を見渡してみる、薄暗い部屋の中に俺と女はいる。
俺は椅子に座っているが身動きが取れない縛られているのか?
なんでこんな異常な状態にすぐに気づけなかったんだ頭がクラクラする
朦朧としつつ理解する、恨みを持たれているどこかの組織に捕まったのだと
情報屋である俺はつい先日莫大な金になる情報を売りさばいた。
様々な組織のバランスを崩すそれの与える影響は俺でもわからない。
誰に恨みを買ってもおかしくないほとぼりが冷めるまでしばらく外国ですごそう
そう考え素早く手配をすませ空港までは来たのだが…そこで拉致されたのであろう。
薬品を使って眠らされたのか?さっきから頭がクラクラするのも薬のせい・・・?
そして冷たい目と異常に丁寧な言葉遣いでさっきから
色々な質問を繰り返しているこの不気味な女
おそらく拷問のプロなのであろう
先ほど目についてしまった薬品や器具からそう察してしまった。
俺が知っている情報を全て吐かせてから始末するつもりだろう
意地を張って何もしゃべらないでいてもあの薬の中に自白剤のような物もありそうだ。
ならば…「知ってることは嘘なく話す、だからせめて楽に殺してくれ」
最低の懇願をした俺に対して女はYesともNoとも言わず淡々と質問を続けてくるのだった。