とある職業に就いていた男性がみんな、夏祭りの盆踊りに参加した際に、女装以外の理由でスカートを履いた。その職業とは何か?
*Q11 おっさんのオマージュです。
*質問数制限はありません。
転載元: 「【おどりますか?オマージュ】fightin' to stay cool on these streets」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8495
*ドラァグ・クイーン(その他、それに類するような、職業的に派手な女装をする人たちを称する言葉であれば正解)
虹色に染めた腰まであるロングヘア、前が見えないほどの付け睫、テカテカの蛍光色のドレス。
分厚く塗ったリップ、ピンクの豹柄のファー、15cmのプラットフォームブーツ。
別にこんな格好がしたかったわけではない。
ただ、普通の女の子のような格好がしたかっただけなのに。
なぜか、「男性」と呼ばれる身体的特徴をもって生まれただけだったのに。
この国に、生きる場所はなかった。
唯一許されたのは、ショーダンサーとして、派手な「女装」をして、「その世界」で生きていくことだけ。
それはそれで嫌ではなかった。
判で押したような、わかりやすいセクシーな格好。
いわゆる「オネエ言葉」にあけすけな発言。
でも、本当に自分がやりたかったのはそれなのか。
高校のクラスにいた普通の女の子のように、シンプルなメイクやカジュアルなミニスカート。
昼間のお日様の下で、アイスクリームを食べて、好きな男の子の話をして、将来のことを無邪気に話して。
ただ、したいことはそれだけだったのに。
「レインボーフェスタ🌈
ここではあえて女らしく見せる「女装」をする必要はありません。
あなたは女性なのだから、女装する必要なんてないんです。」
そのフレーズに、心を撃ち抜かれた。
ウィッグを外して、ショートヘアにインナーカラーを少しだけ入れた。
履いてみたかった、女子高生が履くようなデニムのミニスカートとシンプルなトップス、足元は流行りのスニーカー。
日頃の厚化粧のせいでナチュラルメイクはちょっと乗りが悪かったけど、気にするものか。
これは、「女装」なんかじゃない。私は女だから、普通の格好をしただけだ。
客観的には、法律的には、男性かもしれないけど、そんなこと構うものか。
彼女は、胸を張って堂々と、同じように生き生きとした「男性」たちが踊る輪に、加わっていった。
*女装:「男が女の姿をすること。また、その装い。」(大辞泉より)
*問題文では、「法律的・生物学的」な意味での男性として記述をしています。