7人の男性に同じダイヤモンドの指輪をリクエストして、それをもらった女。
1つ残して残りは全部売る、というわけではないのだとしたら、どうして?
*Q6 セルフリサイクルです。
転載元: 「【悪ますか?リサイクル】lashes and diamonds, ATM machines」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8367
*散逸した呪いのダイヤモンドを回収し、一つにまとめることで、不幸を最低限に止めようとしたため。
ダイヤモンドには、一つひとつ個性がある。
その輝き、微細なインクルージョン、カットなど、完全に同一のものを探すのは難しい。
ところが、どんな専門家が見ても見分けられない、7つ全く同じダイヤモンドがあった。
もともとそれはある王家の持ち物だったが、新しい持ち主は次々と変死するという。
他のダイアモンドを恋しく思って禍をなすという話も聞くが、定かではない。
女王は、7人の騎士に命じて、そのダイヤモンドの指輪を回収させた。
確認したところ、その7つのダイヤモンドは、全く同じであり、本物であることに間違いがなかった。
騎士の一人は尋ねた。
「やはりダイヤモンドが他のダイヤモンドを恋しく思って禍をなしていると陛下もお考えなのですか?」
女王は答えた。
「さあ、知らない。別に理由なんて興味ない。でも本当に持ってる人に禍があるのなら、7人に何か起きるより、一人に何かあった方がいいでしょ?だからその厄は私が全部引き受ける。」
そう言って7つの指輪をしまった宝石箱の蓋を、パチン、と閉じた。・