歓送会で香水の詰め合わせをもらった男は、高価な贈り物に喜んだ。
しかし後日、渡された黄色い紙に目を通した男は、大きな葛藤に苛まれることとなる。
一体何に悩んでいたのだろう?
転載元: 「妖魔の雫は闇へ誘う」 作者: アシカ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/835
海外インターンに参加して半年。帰国の歓送会で香水の詰め合わせをもらった男は、高価な贈り物に喜んだ。しかし後日、帰国の便で渡された黄色い紙を目にして、彼は激しく葛藤することになる。
飛行機内で渡された別送品申告書。そこには、香水2オンス(1オンス=約28ml)は免税範囲内だと記されていた。しかし、彼が受け取った香水は3オンス。免税の範囲を超えてしまうならば、果たしてどれほどの料金が取られるのだろうか…。香水を買ったことすらない男は、課税率が全く分からなかった。黙っていればバレないだろう。だがもしも嘘がバレてしまったら、「処罰されるかもしれないので注意してください」と書いてある。素直に申告した方がいいのか?しかしガッツリお金を取られてしまったら、家に帰るまでの交通費すら危うくなる。
結局、スーツケースに課税品が入っていることを、正直に言うべきか。黙って隠し通すべきか。男は着陸の直前まで悩み続けた。なお、正直に申告したところ、香水は使用される香料の量によって課税率が変わるらしい。彼の香水の成分は不明であったため、税金を取られることなく空港をでることができた。