料理人であり料理評論家としても活動する水元は
他の人が作った料理を審査する時に、味に関係なく「甘い」と評価する。
「詰めが甘い」などの表現でなく実際に味を対象にしているのなら、一体なぜ?
*Q13 白石コーソーさんのリサイクルです。
転載元: 「【スイーツますか?リサイクル】dame una de azúcar」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8288
*どんな味でも分類できる天才的な料理評論家水元。とりあえず、料理に含まれる甘さの程度やその特徴を分析することから、全体の味の把握を始めるため。
水元は、どんな味でも分析できる、天才料理人にして料理評論家だ。
全ての食べ物に甘みは存在し、全ての味の基本は甘みだというのが、彼の持論である。
「甘い…この甘味は野趣あふれるヒースの蜂蜜とミネラル分豊かな沖縄産黒砂糖の甘みの要素を持っているな。わずかだが、ハーバルなリコリス系の甘みも含まれる。なるほど、それが焦した鯛の皮のフレーバーを引き立てているというわけか。」
「甘い…この甘さは熟れたモモ、いや、プルーンか。それにモデナ産長期熟成のバルサミコクリームのような風味も加わっている。なるほど、わずかに含まれるフルーツ系の甘さあってこその手羽先の旨みということだな。」
「甘い…が、これは安い人工甘味料的な甘さだな。舌に残る。しかし、それが、キャロライナリーパーの激烈な辛さとぶつかり合って、かえって面白い効果を生んでいる。」
といった具合である。
こうして行った分析は完璧で、ほぼその味を自ら再現できるというのだから、驚いたものである。