昨年の正月、祖父母の家に遊びに行ったカメオは、キャンディという名の子犬に会った。
カメオは動物が好きで、とりわけ犬が大好きだ。
しかし、どうもキャンディだけは苦手のようで、「無理無理無理!」と言って逃げてしまい、ほとんどキャンディの相手をしなかった。
今年の正月、再び訪れた祖父母の家で、カメオはキャンディと再会した。
キャンディは成犬になっており、子犬の頃よりむしろ扱いにくくなっていたが、カメオは普通にキャンディと遊びまくっていた。
さて、以前のカメオがキャンディから逃げていた理由は何だったのだろうか?
ただし、昨年と今年とでカメオ自身の状況に変化はない。
転載元: 「キャンディはスイーツじゃない」 作者: ニックネーム (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8284
高音の吠え声が苦手だった。
昨年の正月、子犬だったキャンディの吠え声は「キャン!キャン!キャン!」と甲高いものだった。
カメオにはその突き刺さるような高音が耐え難く、やたら吠えるキャンディのそばには行けずに逃げ回っていた。
今年の正月、成犬になったキャンディは相変わらずやかましく吠える犬である。
体が大きくなったから声が低くなり、凄みが増しているとも言える。
だが、カメオは別に「吠える犬」が苦手なわけではない。
甲高くなければ吠え声も気にならないので、今年はキャンディと遊び転げているのであった。
なお、祖父母宅は超ド田舎なので、いくらキャンディが吠えまくっても、別に近所迷惑にはならない。