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【スイーツますか?リサイクル】each, in it's own way, was unforgettable

[ウミガメのスープ]

stamp アカリは真っ赤なりんご飴を見て、直に死ぬのだろうと思った。
何故?


* Q9 μcraftさんのリサイクルです。


出題者:
出題時間: 2023年1月6日 23:12
解決時間: 2023年1月7日 0:33
© 2023 gattabianca 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「【スイーツますか?リサイクル】each, in it's own way, was unforgettable」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8271
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stamp *屋台の食べ物食べるとお腹壊して死んじゃいますよ!と脅されて育ったお嬢様の、1時間だけの自由。


少年は、お祭りの夜店が並ぶ通りで、場違いなまでに上品な少女に目が留まった。
色は抜けるように白く、千鳥柄の藍染の浴衣を身に纏っている。
親も友達もいなく、一人だったが、寂しそうにも迷子になって困っている風にも見えなかった。

「え、一人?」
「うん。」
「名前は?」
「アカリ」


すぐに会話は続かなくなった。少年は、声をかけたことを後悔した。

ふと横を見ると、りんご飴の屋台があった。
つやつやと赤く、美しい。

「…食べる?」
「え。良いの!?…ううん、ダメだよ…死んじゃうもん…」
「え、ええ?何言ってるの?おいしいよ?はい!」

少年はりんご飴を二つ買って、一つを少女に渡した。

「どう?」

恐る恐るりんご飴を口に含んだ少女は、黙ってうなずいた。
少女は、恥ずかしそうな、嬉しそうな、なんとも言えない顔をしていた。
りんご飴を口に含んでいれば、喋らないで済むのもちょうどよかった。




「アカリお嬢様?どこにいらっしゃるのですか?アカリお嬢様?」

りんご飴を食べ終わって、また何かしゃべることを考えなきゃいけないと思った矢先だった。



「あ、ごめんなさい。私行かなくちゃ。これ、すごく美味しかったです…これなら死んでもいいな」

そう言って、少女は呼ばれた声の方に、走って行ってしまった。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy