男はあの時の少女の事を思い出すと未だに胸が締め付けられると語りだした。
「あの道で事故が多く起きているのは知っていた、後悔しているんだあの時の選択に・・・」
少し暗くなってきだした夕方ごろ男の車は見通しが悪くクネクネした道を猛スピードで走る
そこに急に飛び出してきた少女に反応できず、彼女は跳ねられ死んでしまった。
男は跳ねられる瞬間の少女の顔が今でも忘れられないのだという。
・・・・・・
小学校の同窓会で久々に会った男の話を全て聞き終わった私は男に気落ち悪さを抱かずにはいられなかった。
この男とは幼なじみであり今でも家は近所である
中学生までは大親友と言ってよかったが高校からは段々疎遠になっていった
悪い性格では無かったのだが男のある嗜好についていけず遊ぶことがなくなった。
冒頭の会話の件もそのある嗜好のせいで起きた事と言っても過言ではない
そのある嗜好とはどんなものかわかるかな?
転載元: 「良くないしこう」 作者: ピッグボス (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8244
男は性格の悪い女性が大好きであった、それも度が過ぎるほど。
彼の付き合う女性の性格の悪さに耐えかねて私は高校以降は疎遠になっていった。
今回の事件は性格の悪い彼女に自動車を運転させた結果少女が魅かれて死ぬこととなった。
彼女に運転を変わったことを男はずっと後悔していたよ。
そしてその後悔は罪のない無垢な少女が死んだ事ではないのがこの男らしい気持ち悪い所だ
助手席の魅かれる瞬間の少女の顔を見た男は気づいたのだ
その少女の邪悪な笑みに。
この場所で死亡事故が多発した原因はこの少女だ
彼女が急に飛び出しハンドルを切った車が事故にあってきたと男は確信した。
ああ今付き合っている彼女よりも邪悪で素敵だ、でも死んでしまった。
あの時僕が運転していれば彼女を死なせる事は無く付き合えたかもしれないのに、だとさ
事故を起こした運転者の身代わりに男は警察に捕まり刑務所に入り
近所に住んでいるのにしばらく男と私は顔を合わせていなかったという事だ。
良くない思考の女が好きな良くない嗜好の男の話はこれでおしまい。