ウミガメ町には、春になると、数百匹もの燕が自らの巣を目指して空を渡る姿を見ることができる有名な観光スポットがある。
ある年の春から、燕たちの姿はきっぱりと見えなくなったのだが、その年から、ウミガメ町に訪れる観光客は増え始めたという。
何故だろうか?
※ひろです。さんのリサイクルです。
転載元: 「【燕ますか?リサイクル】ツバメの楽園」 作者: エルナト (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/820
燕のお陰で一時期は栄えたウミガメ町であったが、それ以外に観光施設がなく、また都会に人が流れ過疎化が進む一方であった。
そこで、町は「スワロウズパーク」というテーマパークの建設を計画する。
人が減った地域一帯の住宅を取り壊し、そこに巨大なテーマパークを作るという物であり、そこには数多くの燕の巣があったため立ち退きを命じられた住民達は猛反対。
しかしその声は町長たちに届くことはなく、スワロウズパークは完成、元気な燕達の姿と引き換えに、皮肉にも以前より観光客の数は増えたのであった。