うららかな春の曙のころ、細くたなびく紫色の雲。
人気のない自宅の最寄り駅で、文章を書くことが好きな清香が携帯電話を高く掲げているのは、いったいなんのため?
*百人一首 その六十二【よをこめて とりのそらねは はかるとも よにあふさかの せきはゆるさじ】からのinspireです。
転載元: 「dreaming of the Osaka sun」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8139
*目覚まし用に、いつも帰りの電車で寝ていても目が覚める、最寄りの駅のアナウンスを録音しようとしているから。
春の夜明けは眠い。
夏の夜も眠い。
秋は夕方になると速攻眠い。
冬の早朝なんて眠くて起きられるわけがない。
とにかく1年365日24時間眠い。
出題とかチャットとかで、深夜まで文章書いているのがいけないんだ。
それはわかってるんだけど、なかなかやめられない。
日中はなんとかレッド◯ルなど飲んで乗り切れているのだけれど、帰りの電車に乗るとすぐに眠りに落ちる。
ほんとに、電車を乗り過ごさないのが不思議。
自宅の最寄り駅、「逢坂関駅」の駅アナウンスが聞こえると、どんなに爆睡してても慌てて飛び起きることができる。
しかし、朝は起きられないのよね…いくつめざましをかけてもだめ。
遅刻ギリギリになってしまう…どうしたら良いのかしら…
あ、そうか 駅アナウンス…
翌朝、まだ人が少ない駅で、スマホで電車の駅アナウンスを録音しようとする清香の姿があった。
(このアナウンスならきっと朝も起きられるよね。いつもこれで起きてるんだもの…)
*この解説はフィクションです。