【メライクル】メリーのスノーランド

猛獣使いのメリー。
彼女は実は猛獣と会話できるが、異端故にその力を誰にも言うことはなかった。

メリーは生まれつき顔が変形しており、周囲の人々の反応に傷つき、大人になってからは村から離れた山小屋でひっそりと暮らすようになった。

狼を手懐け、鹿を狩猟し、熊とは互いの生活領域を侵さないという約束をした。
人と接することがほとんどない雪山での暮らし。
彼女にとって穏やかな日々だった。

しかし、ある日メリーの力は、全世界に報道されることになった。

一体なぜ？

メライクル Q2のオマージュです。
メラさん問題文のご提供ありがとうございます。

＊「メリーは猛獣と会話できる」という設定以外に、非現実要素は登場しません。

ある日、雪山に旅客機が墜落した。
険しい山脈に墜落した機体の発見は非常に困難で、捜索は難航を極めた。
数十名の乗員乗客の生存は絶望視された。

メリーは、狼や熊の力を借りて旅客機の墜落場所を突き止め、十名程度の生存者を救出した。
その異様な光景は多くの人に目撃され、事故の詳細と共に、全世界に報道されることになった。