愛佳はお金持ちのお嬢様だが、わりと庶民的だ。
高級な食べ物じゃないと口に合わないというわけでは全くない。
だが、リーズナブルなお店に誘われると、ちょっと気まずくなる。
高級店に誘われると、安心するのだという。
なぜだろうか?
転載元: 「¿Qué estás esperando?」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8043
*苦手な高級食材を遠慮なく伝えられるから。
愛佳は、高級な食べ物じゃないと口に合わないというわけでは全くない。
いや、むしろ、高級だとされる食材が苦手なのだ。
フレンチならフォアグラやキャヴィア。
お寿司ならトロ・ウニ。
霜降りのお肉は気持ち悪くなるから赤身しか食べられないし、北京ダックもアワビもフカヒレも苦手だ。
だから、「何か食べられないものはあるかな?」と聞かれると困ってしまう。
「フォアグラが…」「トロとウニが苦手です。」なんて言おうものなら、「いや、お前にそんなもの出さないし」とか「そんな高級店じゃないんだよ、悪かったな」とか思われかねない。
でも、それを言えずに万が一それが出てきてしまった時は、さらに気まずい。
残したら嫌な女だと思われる。
だが。涙を飲んでそれを無理やり呑み下すのもつらいものだ。
その点、「ここはすごく高級なお店なんだよ。最上級の食材を用意してくれる。」そう言ってもらえると逆に安心だ。
遠慮なく、「申し訳ありません。トロとウニが苦手なので、ご用意があれば何か他のものに替えていただけますか?」と言えるのだ。