【黒ますか？オマージュ】携行汎用撃鉄魔杖

魔導研究所が開発した「ブラックタートル」は、先端に取り付けられた亀のような大ぶりの黒い魔石が特徴的な、いわゆる魔杖である。

魔力を持たない者でも、トリガーを引くだけで、魔法が撃てる機能がある。

しかし、一種類の攻撃魔法しか撃てず、属性や出力は変更できない。
そして、その威力は、使用者の能力に関係なく、強大な威力となる場合もあれば、弱々しい威力となる場合もある。

さて、誰が使っても同じ魔法が撃てるし、使用者の能力は関係しないというのに、なぜ威力に強弱が生じるのだろうか？

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Q11 kUmaさんの問題文のオマージュです。
＊主にファンタジー世界で扱われる「魔力」や「魔法」が存在する世界設定です。

転載元: 「【黒ますか？オマージュ】携行汎用撃鉄魔杖」　作者: メロトロン (Cindy)　URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7997

【解答】

「ブラックタートル」は、事前に込められた魔力の総量によって、威力が変動するから。

【詳細】

「ブラックタートル」には、込められた魔力を蓄える性質がある。込められた魔力は、杖の所有者が変わっても維持され、魔力をさらに上乗せして溜め込むことも可能である。

トリガーを引くだけで発動する攻撃魔法「カメンテ」は、杖に込められた魔力をすべて解放することにより、暴走した魔力が爆発を引き起こし、対象に損害を与えるという魔法である。
一度発動させると、溜め込んだ魔力をすべて解放するため、込められた魔力のストックはゼロになる。属性や出力が変更できないとは、常に100%の出力で、爆発魔法が発動するという意味である。

そしって、その威力は、杖に込められていた魔力の総量によって、大きく変動する。
膨大な魔力が込められていた場合は、そんじょそこらのなんてことのないオヤジでも、ひとつの屋敷を消し飛ばす程度のことなら造作もなく行えるほどの圧倒的な破壊力となる。逆に魔力がほとんど込められていない場合は、小石ひとつを動かすのが関の山の、弱々しい威力となる。

溜め込める魔力量に制限はないが、魔石の許容量を越えると魔力が迸るようになり、無理やり詰め込もうとすると暴発する。迸るほどの魔力が込められたブラックタートルは、その圧倒的な撃滅能力が評価され、攻城兵器として運用されることもある。