空手部顧問の野田は定期的に空手チョップで地球を2つに割っているのだという。
一体どういう事だろうか?
転載元: 「【分けますか?リサイクル】おそろしくすごい手刀」 作者: メロトロン (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7925
解説:
地球を割ることがループを引き起こす条件だから。
詳細:
野田は、「繰り返しますか?」Q17に登場する英語教師。
https://www.cindythink.com/puzzle/7787
この問題のQ2が「YES」となった世界線である。
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英語の授業にて。
「Repeat after me.『My name is Cameo.』」
この後、
『My name is Cameo.』と言う生徒は誰ひとりとしていなかった。
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あの日。
みんな死んでしまった。
突如現れた「地球を滅ぼす悪魔」によって、大破壊が引き起こされたのだ。
野田も死んだ。
しかし、神の力により、甦った。
野田は神に選ばれたのだ。
空手部顧問であり、英語教師でもある野田は、神から"力"を授かった。
その"力"とは、超人的な肉体と、その肉体から繰り出される、森羅万象を打ち砕く"空手チョップ"である。
ひとたび野田が"空手チョップ"を振るえば、天は裂け、大地は割れ、海は涸れる。
地球を滅ぼす悪魔を滅ぼすためには、地球を滅ぼす力が必要らしいのだ。
そういうわけで、野田は"地球の救世主"として、悪魔と戦う使命を与えられた。
しかし、悪魔との戦いは苛烈を極めた。
野田は、これまで何度も何度もループしているが、いまだかつて地球を救うことが出来ていない。
悪魔との戦いに勝利したとしても、悪魔との戦いの余波により、そのときすでに地球は滅んでいるのだ。
「今回も・・・失敗か・・・しかし、諦めてはならないのだ・・・」
誰も居なくなった世界で、野田の声だけが響く。
静寂に取り残される。
もう、誰もいないのだ。
この地球には、もはや人類は、野田しかいないのだ。
野田は、おもむろに大地に向かって手刀を構えた。
野田には、神から授かった"最後の手段"が残されていた。
それは、地球を2つに割ることで、あの英語の授業時間、すなわちループ地点に戻ることができるのだ。
「次こそは・・・みんなを救うのだ・・・」
野田は、すでに138回ループを繰り返している。
いつか必ず、地球を、そしてみんなを、救ってみせると決意しているのだ。
このような理由により、空手部顧問の野田は定期的に空手チョップで地球を2つに割っているのだ。
備考:
本問の解説は、前述の通り、「繰り返しますか?」におけるリサイクル問題及び質問文から着想を得ている形になります。
規約上の問題がございましたら非公開と致します。
事後の相談となり申し訳ございませんが、ノーキンさん、gattabiancaさん、エルナトさんにはご承諾頂けますと幸いです。