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【実話スープ】History of Tuvalu

[ウミガメのスープ]

西暦2000年,インターネットインフラを扱うアメリカの企業が,
当時,ネット回線はおろか電話線すら十分に整備されていなかった
南太平洋に浮かぶ小さな島国「ツバル」に対して,
5000万ドルもの大金を支払うということがあった。

一体どういう経緯があったのだろう?

※実話なので,この出来事について知っている方は観戦をお願いします。
※推測でなんとかなる範疇だと思いますが,要知識です。


出題者:
出題時間: 2018年2月25日 22:49
解決時間: 2018年2月25日 23:06
© 2018 スクエア 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「【実話スープ】History of Tuvalu」 作者: スクエア (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/785
タグ:

<簡易解説>
ツバルから”.tv”というドメインを購入した。

<詳細>
ネットのページには,そのページがどこに所属するかを表すために,”.com”や”.net”といった「ドメイン」というものが存在する。
そのドメインの中でも特に「そのページがどこの国に所属するか」を表す「国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)」というものがあり,日本では”.jp”がccTLDにあたる。
ccTLDの性質上,原則その国に存在/居住している団体/個人でない限り,このドメインを使用することはできない。

さて,南太平洋に浮かぶ島国ツバル(Tuvalu)に与えられたccTLDは”.tv”であった。
つまり,テレビ会社がドメインを欲しがった場合,”.tv”というドメインが使えない,という状況にあった。

これに目をつけたアメリカのインターネット会社が,「”.tv”の所有権」についてツバル国と交渉を行い,
会社は5000万ドルを支払うことで「”.tv”の所有権」を得ることが出来た。

会社は「”.tv”のドメインを使用したい場合には登録料を支払ってもらう」という形で
テレビ関連企業などを中心に売り込みを行うことで利益を上げ,
ツバル国もその5000万ドルを活用し,学校や空港の建設やインフラ整備,さらには国連加盟を果たすこともできたという。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy