「あなたのためなら、捨てても惜しくはないと思っていた命でさえ、あなたに会えた今となってはできるだけ長くありたいと思うようになりました。」
どんな状況でしょうか?
*「比喩表現」「作中作」「状況補完」という、SMさんとの新茶の会話に出てきた難関三要素で問題を作ってみました。
*百人一首 その五十【きみがため をしからざりし いのちさへ ながくもがなと おもひけるかな】からのinspireです。というかその現代語訳を作中作的にそのまま問題にしました。
転載元: 「conçois que c'est à la mort à la vie」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7812
好きなユーザーがいなくなったため、もう命(=アカウント)を捨ててそのサイトには来るのをやめようと思っていたが、そのユーザーがハンドルネームを変えて戻ってきてまた「会えた」と知り、ずっと生きながらえよう(=サイトの活動を続けよう)と思ったから。
*こちらの問題の後日談です。
一時期あれほどまでに通っていたウミガメサイト、candyから足が遠ざかり始めて半年ぐらいになる。
全く覗いていないわけではないけれど、週に一度開けばいい方だ。
全然気の利いた問題が思いつかないし、参加してもあまり鋭い質問はできないってこともある。
新しい人が増えて、なんとなくなじめない感じになったのも、関係あるかもしれない。
リアルの方でも、就職準備とかが始まったり、レポートが忙しくなったり、彼氏となんかギクシャクするようになったり、いろいろあった。
でも、やっぱり、シン太郎のことが大きい。
シン太郎のいないcandyは、やっぱりcandyじゃない。
海外転勤にでもなったんじゃないかって、カメゾウは言ってた。
そうなのかもしれない。
別に私は、シン太郎のことなんて何一つ知らない。
仕事も、年齢も、性別も、もちろん本名も。
でも、なんかすごく身近に感じていた。
ある日、私は決心した。
もうcandyとは縁を切ろうと。
こんな気持ちで覗いているのが、自分でも苦痛だし、真面目に楽しんでいる人たちになんとなく申し訳ないような気がしていた。
シン太郎が戻ってこないのなら、bai maoでいることはいつ辞めてもいい、毎日そんな気持ちだった。
そして、「これまでお世話になりました。引退します。」そう書き込もうとしたその時だった。
「Chasmと言います。初出題なので、至らないところもあるかと思いますが、よろしくお願いします。」
胸が躍った。
間違えるわけはない。
問題の形式やら口調やらいろいろ変えているけれど、ずっと大好きで、全部の作品を何度も読み返した私にしか分からないかもしれないけれど、これは、シン太郎だ。
誰も気付かなくていい。私だけが知ってればいい。
でも、私は、もういなくなろうなんて思わない。
「Chasmさん、初出題おめでとうございます!!参加します!」