推理に勘はつきもの？

どんな難事件でも勘を頼りに事件の犯人やトリックを完璧に言い当てる男がいた。しかし、男は名探偵でもなければ凄腕の刑事でもない。しかも男のことを称賛する人や非難する人はほとんどいないという。
一体何故？

TVドラマ『名探偵カメオ』はあらかじめ犯人が殺害するシーンを映しており、名探偵カメオがどのように推理し犯人を追い詰めて行くかを描いたサスペンスドラマである(刑事コロンボや古畑任三郎をイメージしてもらえればいいと思います)。男は登場人物の一人で、捜査の途中にどこからともなく現れる一般人であり捜査内容を少し聞いた(ほぼ盗み聞きに近い？)だけで事件の犯人やトリックを完璧に言い当てるという変わった役をしている。当然何の根拠もないため、カメオからは適当にあしらわれるし、事件の全貌を知っている視聴者からも特に非難されることはないのである。

※元ネタは『古畑任三郎』に出てくる登場人物で、視聴者と同じ目線の人物を描くために存在したと推測します。