陸上部であるAさんは、同じく陸上部であるBさんに対して強い対抗心を燃やしている。
Aさんは周囲には「自分の方がBよりも足が速い」と言い張ってはいるが、内心では「互角、あるいは自分の方がわずかに遅い」と思っている。
そんなAさんはある日、とあるリレーにアンカーとして参加していたのだが、同じくアンカーであるBさんと二人並んだ状態で全く同時にバトンを受け取った。
この瞬間Aさんは「これは勝てるぞ」と思った。
なぜ?
※やや要知識です
転載元: 「虚勢が本物に」 作者: ブラックホール (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7592
Aさんが参加していたのは陸上大会の100m×4のリレーである。
リレー中では選手は全員決められたレーンの上を走らないといけない。
AさんはこのときBさんと二人横に並んだ状態でBさんよりも内側のレーンでバトンを受け取った。内側のレーンは外側のレーンに対して走る距離が短い。
そのため、Aさんは勝てると思った。