古谷計斗にはどうしても欲しい時計があった。そのためあちこちを探し回ってようやくお目当ての時計を手に入れた。
手に入れた時計が壊れていたので、彼はとても喜んだ。一体どうして?
おっさんにSPをしていただきました。おっさんありがとうございました!
転載元: 「壊れた時計」 作者: メラ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7578
古谷はとある殺人事件を追っていた。
容疑者を数人までに絞りこんだが、被害者の正確な死亡時刻がわからなかったため、特定できずにいた。
古谷は考えた。
被害者は腕時計をしていなかった。家にもなかった。
犯人が持ち去ったのか、あるいは偶然失くしたのかはわからない。しかし、被害者は高所から落下して死んだ。
腕時計をしていたなら、落下時の衝撃で止まったのでは?
そう考えた古谷は、腕時計を探し回り、そして見つけた。
硝子盤はひびわれ、血痕が付着していた。そしてその時刻はとある時刻で止まっていた。
「やったぞ…ついに見つけた。この時刻が犯行時刻だとすれば、犯人は…奴にちがいない」
事件解決の兆しを見つけ、古谷は喜んだ。