子供たちの間で噂される怖い話「たなぼた」
なんでも、7/7のたなばたの日に「たなばた」を「たなぼた」と言い間違えてしまったのなら、怒り狂った「彦星と織姫」が枕元まで襲いにくるというもの。身を守るには、短冊に「もうしません、ごめんなさい」と書いて眠れば良いらしい。
早速言い間違えてしまったタカシくんは、この話を聞いた後「かかってこいや」と短冊に書いて眠った。しかし、彼はこの短冊のお陰で命拾いする事になる。なぜ?
*Q4 FCKさんのリサイクルです。
転載元: 「【たなぼたますか?リサイクル】quand sont morts Barrow et Bonnie Parker」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7565
玄関に掲げてある短冊を見て、味方の住む家だということが分かったから。
この国では山根湖族と海賀芽族の間で、何年にもわたって内紛が続いている。
タカシくんは、山根湖族の子供だ。
「たなばた」を祝うのは山根湖族だけだ
「たなばた」も満足に言えないと、海賀芽族と間違えられて、山根湖族の怖い人に殺されちゃうよ?というのが、そういう形の噂話として、子供たちの間でも広く伝わっている。
その夜、山根湖族のテロリストが、海賀芽族の襲撃にやってきた。
中心となっているのは、若い男女のテロリスト「彦星」と「織姫」である。
タカシくんの住む地域には、海賀芽族も多く住んでいるのだ。
「よし。次はこの家だな」
「まって。この家はたなばたの短冊を掲げているわ。」
「ああ、我が同胞か。危ない、仲間をやってしまうところだったよ。」
「しかも、『かかってこいや』ですって。威勢がいいじゃないの。」
「おお、元気の良い子だな。今度うちの組織にスカウトでもするか。」
「さ、次の家行きましょ。」